Amour éternel
夏至も中日を過ぎ
梅雨のサー・ジャンナヒィンフィルミレンゲまつりは今年も佳境に突入した
まつりが祭としてエスタブリッシュされた頃
あの神憑ったまでの情熱も今ではすっかり鳴りを潜め
全ての儀式が儀式として形骸化していることは
もはや誰の目にも明らかであったがそれでも
御神体が開帳されると民衆の間にどよめきが起こった
弁当運びのガンジーはミナールの塔の中で
現在に至っても緑の弁当バッグを保っていたのだ!
書:坂本パルコ